7月22日の強制排除後、高江で2度、泊まり込みの警戒にあたった福島みずほ議員(社民党)も怒りを込める。「国は、道路管理者が沖縄県なのにもかかわらず、県になんの許可も得ずに県道を封鎖し、県の担当職員も中に入れなかった。沖縄には法律が適用されないのか。自民党の憲法改正法案の緊急事態条項は、緊急事態宣言が発せられると、内閣が法律と同じ効力をもつ政令を作ることができる。政府が法律を無視して弾圧するという意味で、高江で起きていることは緊急事態宣言の先取りではないか。戒厳令ではないのか」
しかし、その後も高江での「権力の暴走」は止まらない。8月18日には、腕章をつけた地元紙の記者たちを、機動隊員が強制排除、一時拘束される事態にまで発展している。(つづく・新聞うずみ火/栗原佳子)
【関連記事】
沖縄・辺野古ルポ(1)新基地建設反対~声をあげるのは普通の市民(新聞うずみ火)
「沖縄2紙をつぶせ」百田発言の本質/沖縄タイムス 石川局次長に聞く【新聞うずみ火】
今も「捨石」。怒りと無念にじむ沖縄の声 ~うずみ火・沖縄平和ツアー報告(上)
1 2