90年代の飢饉の印象が強烈だったせいか、今も北朝鮮全体が食うや食わずだと考える向きがあるが、庶民の食事は質も量も2000年代半ばからどんどん良くなった。むしろ、食糧配給が維持されていた1990年以前よりもよほど多様で、庶民の栄養状態も良くなっている。
理由は、やはり市場経済の拡大と発展だ。努力と才覚を発揮して食材を仕入れ、おいしいものを作れば売れる、儲かる。
民衆は日頃どんなものを食べているのか、北朝鮮内部で撮影された映像から紹介したい。(石丸次郎)
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