私たちとって、テレビを見ている間だけは、ISが街中でやっていることを忘れさせてくれるのでした。イラキーヤ、アラビーヤなどのニュースチャンネルをよく見ました。アラブの娯楽チャンネルも家族で見ました。アメリカの英語の映画も見ていました。
ニュースを見て、世の中で何が起きているかを知るのと同時に、イラク軍や政府がどう動いていたのか、自分なりに分析していました。ISがモスルを占領したとき、イラク軍は敗走し、それ以降、政治的、経済的にも深刻になりました。テレビを見ながら、イラク軍がはやく奪還して、私たちを支え、ISから解放してくれるよう願っていました。(つづく)
(9終) IS去ったモスルのこれから(写真9枚)
(8) 当初、ISを受け入れたモスル住民も~「気づいたときは遅かった」(写真12枚)
(7) IS支配下での礼拝とモスク(写真8枚)
(6)「モスル解放」のなかであいつぐ報復(写真11枚)
(5) 衛星テレビ視聴禁止布告~住民統制強まる(写真14枚)
(4) 学校での洗脳恐れ、通学やめさせた家庭も(写真9枚)
(3) 宗教警察が社会統制(写真10枚)
(2)シーア派やキリスト教徒住民への迫害(写真7枚)
(1)たった数日間の戦闘で町のすべてを支配(写真7枚)
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