また面会に行けない親は部隊に送金するという。取材協力者が続ける。
「兵隊に取られたら子供がガリガリに痩せるのを親は知っている。だから1ウォンでも節約して送金しようとする。中国の金を100元でも送れば、毎日豆腐の一丁や『速度戦粉』でも買って食べることができるから。金や食べ物を差し入れるために面会に行ける親は全体の10%、面会には行けず送金だけをしている親は50%ぐらいになると思う。子供が栄養失調にならないよう親が必死になるのは当たり前のことです」
金正恩政権はミサイル実験を繰り返しているが、一般兵士の劣悪な待遇は放置されている。
財政難で兵士の食糧を確保できない国に代わって、親が軍服務中の息子・娘を養わされているというわけだ。
※アジアプレスは、中国の携帯電話を北朝鮮国内に送って連絡を取り合っている。
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