シリア政府軍などの攻撃で破壊された建物(ダマスカス近郊、東ゴータ・サクバ2月6日アブドゥル・アルバセッド撮影)


Q:爆撃があるとき、住民はどこに逃げるのですか? 

アブドゥル・アルバセッド:空爆が激しくなって以降、住民のなかには退避シェルターに身を寄せている人もいます。私は昨日から家族と一緒にシェルターに入りました。爆撃を少しでも避けることができるようにです。この周辺には水も電気もないです。ずっと退避を続けることはできません。

しかし他の地区に暮らす親戚は身を隠す場所もなく、昨日は私の叔父が空爆で負傷しました。建物の奥や窓から遠ざかるしかありません。

今、モスクのスピーカーから放送が流れてきました。住民の犠牲者の数を告げています。今、こうして話している私も、いつ犠牲となるか分かりません。人びとはおびえています。本当にひどい状況です。(続きを読む>>>)

シリア政府軍などの攻撃では民間人が多数犠牲となっていると、地元で活動するフォトジャーナリストのアブドゥル・アルバセッド氏は言う(ダマスカス近郊、東ゴータ・サクバ2月6日アブドゥル・アルバセッド撮影)

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