朝鮮中央通信は4月7日、「政治的『島国』は自ら招いたもの」という論評を配信した。
その中で、「(北朝鮮との対話を)急ぐ必要は全くなく、むしろ北朝鮮に利用されうると、朝鮮半島の対話の雰囲気に水を差すたわごとをまたもや言い並べて内外の非難をかき立てた」と、先月31日に河野太郎外相が高知県で行った講演を念頭に批判。
また安倍政権の対北朝鮮政策が、「圧力一辺倒」から変化がないとして、
「旧態依然とした対朝鮮敵視強硬政策と態度は地域情勢の流れの縁(ふち)に押し出された島国一族の苦しいたわごとにすぎない」とした。
また、日本外交が孤立しているとして
「今、日本が大きく懸念している『日本疎外』現象は誰それによってではなく、日本が自ら招いたものである」「地域の要求と大勢を知らなければ政治的にも孤立した「独りぼっちの島国」の運命を永遠に免れないということを日本は知るべきである」と結んだ。
安倍首相は17日から訪米するが、「圧力一辺倒」路線をトランプ大統領に求めることをけん制する狙いがあると見られる。
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