北朝鮮に住む庶民の夢は何なのだろうか?
2018年3月中旬、北部地域に住む40代のシングルマザーに話を聞くことができた。
「飛行機に乗って、日本や韓国、中国に行ってみたい。死ぬまでには無理でしょうけれど」
彼女はこう述べた。金一族支配のもとで、厳しい統制と閉鎖体制が続く限り、外国旅行など不可能だというのだ。
インタビューの最後に、彼女はこう言った。
「同じ一族がずっと統治するのはおかしい。私たちも優れた人を大統領に選びたい」
これが庶民の究極の夢なのかもしれない。(石丸次郎)
※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。
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