イスラエル人でありながら、イスラエルの占領に反対し、パレスチナ人を支援している人たちがいる。「私たちは少数派。でもデモクラシーを信じ、希望を失わず、もがき続けなければ」。パレスチナの街角に立ち、平和デモを続けるイデットさんとミシェールさんに話を聞いた。最終回。(エルサレムにて取材・古居みずえ・アジアプレス)
第4回:イスラエル人平和活動家 イデットさん(50代)、ミシェールさん(50代)
◆パレスチナ人を支援するイスラエル人のデモで
「占領・入植反対!」「占領に終わりを!」
手にプラカードや煙幕やパレスチナの旗をかかげて、道の横で訴えかけている人たちがいた。イスラエルの占領に反対する人たち、イスラエル人平和活動家たちだった。
シェイクジャラという町は東エルサレムの北西部にあり、人口3千人、パレスチナ人が多く暮らしている。
2009年、シェイクジャラでパレスチナ人の3軒の家が強制退去され、そこにユダヤ人入植者が住むようになったとき、イスラエル人活動家が立ち上がり、始まったという。
シェイクジャラのデモに毎週のように来ている女性たちの話を聞いた。
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