◆国も県も謝罪せず
不当逮捕した国と県に国家賠償を求め、奥田さんは提訴した。
「映像をきちんと見ることなく逮捕・起訴した。私は暴力で事を解決しようという人間ではないのに、誤ったことを発信した。にもかかわらず、未だに謝罪もない」
同時に、罪をでっち上げた現場監督や建設会社に対しても損害賠償を請求している。
奥田さんの刑事裁判が行われている間に、問題のマンションは完成した。だが、奥田さんらは「これからも住環境を守っていく」と決意している。
「この街に高層マンションができたこと自体が間違い。建ったからといって諦めるのではなく、第2、第3の高層マンションを建てさせないよう見守っていきます」
第2回口頭弁論は12月14日午前11時から名古屋地裁1102号法廷で開かれる。
1 2