ボクサー山口賢一は大阪市内で非加盟のジムを運営しながら、同じ境遇のボクサーの育成と、世界挑戦を目指してきた。(提供:ノマド・アイ)

◆「破天荒ボクサー」の山口さんの生き様から見えてくるもの

武田監督は「事なかれ主義が蔓延している現代で、『事なかれは間違っている』と言う人はいたとしても、直接行動に移せる人は少ない。ひとりでそれを続けてきた山口選手の姿を見てほしい。ボクシングに関係なく、彼の生き様から背中を押される人は少なくないはず」と言う。

「破天荒ボクサー」は2018年東京ドキュメンタリー映画祭の長編コンペティション部門に選出された。映画公開は1020日(土)~大阪市西区・シネヌーヴォ(0665821416)に始まり、その後、名古屋など各地で上映の予定。

武田倫和(たけだ・ともかず)
1979年生まれのドキュメンタリー映画監督。2001年、原一男監督主催のOSAKACINEMA」塾に参加。「南京・引き裂かれた記憶」では、南京大虐殺の元兵士や被害者を5年にかけて撮影。香港国際映画祭や上海国際映画祭で正式招待され、日本各地で劇場公開された。そのほかに「イナかのせんきょ(2014年)」、「わたしの居場所~新世界物語~(2017年)」などを監督。
映画「破天荒ボクサー」ホームページ

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