イラク シリア 中東地域 【写真特集】イラク・シリア キリスト教徒の肖像(2) 繰り返された襲撃とイスラム国(IS)台頭 2018.12.28 玉本英子 2014年6月、イラク第2の都市モスルを制圧し、「イスラム国」を宣言したIS。当初「キリスト教徒は保護」などとしたが、1か月後には追放を宣言。キリスト教徒の資産は奪われた。写真は教会の十字架を引き倒すIS戦闘員。(2015年3月・IS写真)モスルはかつてアッシリア帝国の首都ニネヴェと呼ばれた町。聖書にも登場するこの町にはキリスト教徒も多い。ISはモスルを制圧すると、キリスト教会を次々と破壊していった。教会の壁画を叩き壊すIS戦闘員。(2015年3月・IS写真)ISが倒した教会の聖母マリア像。モスルではこのほかシーア派のモスクが爆破されるなどしている。これらの破壊行為に、コミュニティでともに暮らしてきたイスラム教徒住民も心を痛めた。(2015年3月・IS写真)ISによるキリスト教敵視は墓地にまでおよんだ。十字架をハンマーで壊すIS戦闘員。ISは建前では「キリスト教徒は庇護」などとしながら、実際には偶像崇拝や十字軍勢力として厳しく迫害した。(2015年3月・IS写真) 【写真特集】イラク・シリア キリスト教徒の肖像(1) 受け継がれてきた信仰 2018.12.25 ◆第1回 イラク・戦争の混乱で避難あいつぐ イラクにはイスラム教徒とともにキリスト教徒も暮らす。アッシリア帝国などを経て、メソポタミアの地で、その信仰と文化が受け継がれてきた。だがイラク戦争後の混乱や、過激派組織イスラム国(IS)の台頭などで国外への脱出があいつぐ。かつて100万人いたキリスト教徒の... 【合わせて読みたい記事】 イラクで大人気「ちびまる子ちゃん」作者の訃報に悲しみの声(写真6枚) <イラク>日本のNGOモスル郊外に小学校建設を計画 資材高騰で資金カンパを呼びかけ 【写真特集】イラク・シリア キリスト教徒の肖像(1) 受け継がれてきた信仰 1 2 3 Facebook postはてブLINEPocketFeedly