◆政府機関からの「盗電」が横行
金正恩氏はベトナムでトランプ大統領との首脳会談に臨んでいるが、北朝鮮国内では、少なくとも北部の広範な地域で、住民地区への電気供給が昨年11月からほぼストップしていることが分かった。(カン・ジウォン)
アジアプレスが北朝鮮各地の取材協力者ともに1~2月に調査したところ、北部の両江道(リャンガンド)、咸鏡北道(ハムギョンプクド)のほとんど、新義州(シニジュ)市を除く平安北道(ピョンアンプクド)の多くの都市で、住民に対する電気供給がほとんど止まっていた。政府機関や重要産業施設には電気供給があるという。
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