◆香川県ほどの広さのアフリンをシリア武装諸派とトルコ軍が攻撃
シリア北西部アフリンは、トルコ国境に接する町だ。オリーブの木がつらなる緑豊かな土地に、多くのクルド人が暮らしてきた。内戦後、早い段階からクルド主導の行政機構が統治してきた。(玉本英子・アジアプレス)
昨年1月末、隣国のトルコ軍は、香川県ほどの面積のアフリンを、戦闘機数十機で爆撃、地上ではトルコの支援を受けたシリア武装諸派が攻撃した。
「クルド・テロ組織の排除」が理由とされたが、空爆などで一般市民も犠牲となった。2か月間にわたる作戦で町は制圧された。死傷者は1000人以上。イスラム武装過激派が町や村を支配することへの恐れから、15万人を越える人びとが脱出した。
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