北朝鮮の労働者たちは、この国のノルマ金に加えて、金正恩氏肝いりで両江道(リャンガンド)に建設中の三池淵(サムジヨン)の観光特区や、元山(ウォンサン)観光地区、さらに首都平壌の建設支援の金を要求されていた。また共同宿所の家賃と管理費(水道代、電気代)、食料や副食品の購入も自分で解決しなければならず、タバコ、石鹸のような生活必需品もまともに購入できない境遇だ。さらに、ロシアに残留して仕事を続けるためには、所属する会社の幹部らに賄賂まで渡さねばならない」

RFAによれば、自死した男性はロシアで4年間働いて手元に残ったお金はわずか1000米ドル程度だった。最近、ロシアでは北朝鮮労働者の逃亡や自死が頻発しているという。
ウラジオストクでは、2016年1月に北朝鮮労働者が焼身自死している。

ロシアには極東地域を中心に北朝鮮労働者が3万人程度派遣されていたと見られるが、国連の制裁強化後の2018年に大挙帰国させられていた。(カン・ジウォン)

 

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