(参考写真)刈り取り後の田で稲の落穂を探す老女。2012年11月平安北道の新義州の農村にて撮影アジアプレス

北朝鮮各地で7月から国産の白米の価格が急上昇している。

今年に入り、概ね1キロ4500ウォン(約57円)前後で推移してきた国産米の価格が、7月に入ってから上昇を始め、直近の7月第4週には5500ウォン(約71円)突破した。20%ほど上昇したことになる。北部地域に住む複数の取材協力者が調査した。

米価上昇の理由について咸鏡北道の都市部に住む取材協力者は
「コメ商売人らは国産米が品薄で、底をつくのも時間の問題だと言っていた。次の収穫後の年末まで上昇が続くだろう」という。

といっても、市場からコメが消えつつあるわけではない。輸入された中国米はどこの市場でも売られている。価格も安定している。
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