北朝鮮観光で拘束され、米国送還後に死亡したオットー・ワームビア氏。2016年3月の労働新聞より引用。

◆北朝鮮観光は深刻な逮捕・拘禁リスク

米国国務省は7月10日、修正した「旅行警告」を公表し、米国人が北朝鮮を旅行する場合、深刻な逮捕、長期拘禁リスクがあるとし、引き続き北朝鮮観光旅行を禁止すると公表した。米国のラジオ局「自由アジア放送」(RFA)が12日に報じた。以下はその内容の要約だ。

「旅行警告」では、米国政府は北朝鮮と正式な外交関係を結んでおらず、米国市民が北朝鮮で危険な状況に陥っても、政府は緊急対応ができないとし、そのため、国務省が発行した北朝鮮旅行のための特別旅券を所持していないすべての米国人の北朝鮮入国を禁止するとした。

スウェーデンが、米国政府に代わって北朝鮮にいる米国人を保護する役割をするが、北朝鮮当局はスウェーデン当局者に、抑留された米国市民との接近を容易に許可しないと指摘している。

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