◆世論反発、「チョ・ググNO」が急増
23日に、娘が卒業した高麗大学と、チョ・グク氏が教授を務めていたソウル大学で、真相究明を求める集会が、各々約500人を集めて開かれ、韓国メディアでも大きく取り上げられた。
世論の反発は強かった。25日、公営放送のKBSは韓国リサーチに依頼した世論調査結果を公開。チョ・グク氏が法相職を遂行することについて、不適切が48%、適切はわずか18%だった。KBSは一週間前に同様の調査をしており、この時は不適切36%、適切42%だったので、一週間で世論の評価は逆転してしまったわけだ。
娘の大学不正入学疑惑に対する反発が非常に強く現れたことで、チョ・ググ氏は初めてこの問題で反省の弁を述べた。
韓国メディアによると、チョ・ググ氏は25日、「私の人生を丸ごと反省し厳しく振り返らなければならない」、「改革主義者になるために努力したが、子供の問題については不徹底な父だった」、「しかし、権力機関の改革という文在寅政府の核心の国政課題を履行せよという、国民の意思と大統領の国政哲学は必ず守らなければならない」と、娘の不正入学疑惑に反省を口にしながらも具体的な説明はなく、法相指名を辞退しないことを明確にした。
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