横田基地に着陸しようとする米軍のCV22オスプレイ(2018年撮影・吉田敏浩)

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◆「日本を従属国扱いしているとしか思えない」

このように米軍の自由勝手な基地使用と軍事活動に歯止めがかけられない状態が続いている。

2018年4月に米空軍の特殊作戦機CV22オスプレイ5機が、横田基地に初飛来し、同年10月に正式配備されてから、基地周辺だけではなく、関東から中部・東北地方にかけて、低空飛行訓練を繰り返している。

横田基地の状況に詳しい市民団体「横田基地の撤去を求める西多摩の会」代表、高橋美枝子さんによると、CV22オスプレイの訓練飛行は夕方から夜間にかけてが多いという。

滑走路に接地してはすぐに上昇するタッチ・アンド・ゴーの訓練や、基地内で空中にとどまるホバリングをしながら、ロープで兵員を吊るすホイスト(吊り下げ・吊り上げ)訓練もしている。

「夜間に無灯火で飛んだり、ホバリングやホイストの訓練をしているのは、特殊作戦に備えたものです。CV22オスプレイは特殊作戦部隊を乗せる輸送機です。夜間、敵地に低空で潜入し、部隊員をロープで吊り下ろしたり、脱出時に吊り上げたりするのを想定しています」(高橋さん)

さらにCV22オスプレイは横田基地周辺の住宅地上空で、後部デッキから機関銃の銃口を突き出し、斜め下に向け、時に左右に動かしながら、低空飛行訓練を繰り返している。

高橋さんも所属する市民団体「羽村平和委員会」のメンバーが、基地監視活動中に撮影した写真で確認されている。
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