◆保守系野党はチョ法相罷免求める構え

韓国では、今週から定期国会の日程が本格化する。保守系野党はチョ法相の疑惑が深まったとして、法相罷免を訴えて攻勢に出ると見られる。

第一野党の自由韓国党は、連休中の14日に黄教安(ファン・ギョアン)代表が、ソウル駅で「チョ・ググ任命撤回」のプラカードを掲げて一人デモを行うパフォーマンス。第2野党の正しい未来党は、13日にソウル中心部の光化門で、チョ法相任命撤回を求めてロウソク集会を開いた。

一方、与党の共に民主党は、検察・司法改革と、文大統領がチョ法相の娘の大学不正入学疑惑が浮上した時に言及した大学入試制度改善、経済問題を前面に立てて、国会運営の主導権を取る戦略だと見られる。

チョ法相の疑惑に対しては、文政権発足時に分厚い支持層がいた20代の失望が大きい。

韓国放送公社(KBS)が韓国リサーチに依頼して9月10、11日に実施した世論調査では、チョ氏の法相任命に対し、20代は肯定的評価が30.4%、否定的評価は42.7%という結果が出ている。

チョ氏の法相任命に反対する集会が8月末からソウル大学、高麗大学で相次いで行われたが、延世大学でも19日に集会開催される予定だ。(カン・ジウォン)

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