◆文大統領も迷いで判断遅れか
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が次期法相に指名したチョ・グク氏の適格性を問う国会の人事聴聞会が9月6日に終わり、任命権者の文大統領の決定を待つばかりであるが、連合通信など韓国メディアによれば、チョ・グク氏を法相に任命するか撤回するかで、文大統領は長考に入っており、決定は9日になる模様だ。
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人事聴聞会でチョ・グク氏本人の違法性は見つからなかったとして、与党の共に民主党、青瓦台(大統領府)は、法相任命を強く進める構えだった。
しかし、チョ・グク氏の妻のチョン・ギョンシム東洋大学教授が、6日の深夜に「私文書偽造」容疑で在宅起訴されたことで判断が揺れているようだ。
チョ・グク氏の娘が2014年に釜山大学の大学院進学に際し、東洋大学から、ボランティア活動で総長賞の表彰を受けたと履歴書に記入していたが、妻がその表彰状を偽造した疑いが持たれている。
東洋大学の総長は「総長賞を与えた事実はない」とメディアに証言しており、学内調査の結果を9日に発表することを予告している。
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