これに対し、朝鮮総連が派遣した感謝団のキム・ウォンファン団長は次のように応えている。
「同胞に帰国の広い道を開いてくださった金日成主席と金正日総書記の空のような恩徳に改めて胸熱く感動し…(中略)、絶世の偉人たちの不滅の思想と業績を子孫万代に輝かせていく忠誠の誓いを再び固く銘じ…(中略)」
「総連と在日同胞たちに格別の信頼と愛を抱いてくださる金正恩元帥様の信頼と期待に在日朝鮮人運動の新たな全盛期を早く実現することで応え…(後略)」
このように、1984年生まれとされる金正恩氏の「在日愛」について言及した。
金正恩氏の母・高ヨンヒさんは、大阪市の鶴橋の出身の在日帰国者だ。1952年生まれで、帰国事業で1962年10月に一家で北朝鮮に渡ったとされる。両親の故郷は済州島だ。
つまり、金正恩氏は「在日帰国者2世」ということになるのだが、最側近の崔氏と、総連の「感謝団」の一行が、高ヨンヒさんが在日帰国者であることに言及したのかどうか、朝鮮新報の記事は触れていない。
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