労働党の中央軍事委員会に出席した金正恩氏。2019年12月22日に労働新聞が報じた。

中国とロシアが国連安全保障理事会に提案した対北朝鮮経済制裁の一部を緩和する決議案が、12月30日に初めて非公式会合が協議された。これは、12月16日に中ロが提出した草案を議論するためのもので、その概要は次のとおり。

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南北朝鮮間の鉄道と道路協力事業を制裁対象から免除する。
北朝鮮の水産物と繊維製品の輸出禁止を解除する。
北朝鮮の外国派遣労働者の送還期限を廃止する。

朝米協議が長期にわたって停滞する中で、制裁緩和は対話推進の突破口になるというのが中ロの説明だ。
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