◆身元不明で出身国引き取らず
ISには世界各地からのべ数万もの外国人が加わった。だがシリアで拘束されたIS戦闘員を引き取ろうとする出身国はほとんどない。一部の国は、妻子のみに限って帰還手続きを始めた。一方、孤児は身元の証明ができず、出身国から見捨てられた存在となっていた。のちに子供たちはラッカに送られ、ようやくNGO団体が支援することが決まった。
ISの子として育てられ、米軍の空爆で親を失い、行き場をなくした孤児たち。かれらも戦争の犠牲者だ。
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