◆アマゾンは販売実績も答えず
一方、アマゾンジャパンは2月14日、出品禁止商品に該当することを示唆し、「ご指摘の商品はすでに削除されています」と答えた。同日確認したところ、たしかに両社とも該当の販売ページは削除されていた。
アマゾン側は「Amazonでは安全を非常に重要と考えており、お客様に安心してお買い物をしていただきたいと考えています。安全性に疑いがある商品やコンプライアンス違反の商品の出品に対する防止策を講じており、また安全性に懸念がある商品を監視しています。必要に応じて、商品の削除や、販売事業者、メーカー、政府機関への追加情報の要求などの対応をしています」などと、一般的な回答をするのみ。イーベイと違い、当該商品の販売実績については答えなかった。
結局、両社とも筆者が尋ねた、なぜ日本ではこれほど対応が遅れたのかや、安全管理の具体的内容などの説明はなかった。
またほとんど同じ見た目の類似製品が複数存在しており、今回のアスベスト混入を指摘した環境団体は警告表示をすべきと指摘している。
両社にそうした対応はしないのかなど質問したが、回答はなかった。3月8日現在も警告表示なしに販売が継続されている。
なお、販売元のIQトイズはウェブサイトなどに問い合わせ可能な連絡先が一切存在せず、事実確認ができていない。
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