「市場では、表向きウォンを使用するしかないが、100元以上の高額の買い物の場合は、別途に個人の家で売買したり、市場の外で中国元で支払うようになった。コロナウイルスで中国国境が遮断されて以降は、貿易商社が市中で外貨を買い集めていて、一般住民の中に、ウォンが暴落するのではないかと不安が広がっている」

協力者はこのように現状を説明した。

北朝鮮当局が、強力な外貨使用取り締まりをしているのは、経済制裁とコロナウイルス禍による貿易不振で外貨不足が深刻になり、北朝鮮ウォンの下落に歯止めをかけるのが狙いだと思われる。(カン・ジウォン)

※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。

★新着記事