新10大原則の内表紙。手の平サイズで56ページ。2014年に入手した。撮影アジアプレス

■党の唯一的領導体系確立の10大原則 1~5条 ※金正恩は「党」として表されている。

1.全社会を金日成―金正日主義化するために、身を捧げて闘争しなければならない。

全社会を金日成―金正日主義化することは、我が党の最高の綱領であり、党の唯一的領導体系を打ち立てる事業の全的な目標である。

1) 偉大な金日成―金正日主義を我が党と革命の永遠の指導思想として、確固として身に付けていかなければならない。

2) 偉大な金日成同志が創建され、金日成同志と金正日同志が領導されてきた我が党と国家、軍隊を永遠に金日成、金正日同志の党と国家、軍隊として強化発展させていかなければならない。

3) 偉大な金日成同志が打ち立て、首領様と将軍様が輝かせた最も優れた我われの社会主義制度を揺らぎなく保衛し、堅固に発展させるため献身的に闘争しなければならない。

4) 主体思想の旗、自主の旗を高く掲げ、祖国統一と革命の全国的勝利のため、主体革命偉業の完成のために、積極的に闘争しなければならない。

5) 全世界での主体思想の勝利のために、最後まで闘わなければならない。

2. 偉大な金日成同志と金正日同志を、わが党と人民の永遠の首領として、主体の太陽として高く仰ぎ奉らなければならない。

偉大な金日成同志と金正日同志を、我が党と人民の永遠の首領として、主体の太陽として高く仰ぎ奉ることは、首領様の子孫、将軍様の戦士、弟子たちの最も崇高な義務であり、偉大な首領様と将軍様を永遠に高く仰ぎ奉ることによってこそ、金日成民族、金正日朝鮮の無窮の発展がある。

1) 偉大な金日成同志を我が革命の永遠の首領として、共和国の永遠の主席として、高く仰ぎ奉らなければならない。

2) 偉大な金正日同志を朝鮮労働党の永遠の総書記として、我が共和国の永遠の国防委員長として、高く仰ぎ奉らなければならない。

3) 偉大な金日成同志と金正日同志が永生の姿でおられる錦繍山太陽宮殿を永遠の太陽の聖地として立派に造営し、決死保衛しなければならない。

4) 「偉大な金日成同志と金正日同志は、永遠に我われと共におられる」という信念の標語を高く掲げ、常に首領様と将軍様の太陽の姿を心臓内に留めて生活し、闘争しなければならない。

5) 偉大な金日成同志と金正日同志が築き上げた不滅の革命業績を堅固に擁護固守し、ずっと輝かせていかなければならない。

3. 偉大な金日成同志と金正日同志の権威、党の権威を絶対化し、決死擁衛(擁護)しなければならない。

偉大な金日成同志と金正日同志の権威、党の権威を絶対化し、決死擁衛することは、我が革命の至上の要求であり、我が軍隊と人民の革命的意志である。

1) 偉大な金日成同志、金正日同志と我が党以外には、何人も知らないという、確固とした観点と立場を持たなければならない。

2) 偉大な金日成同志と金正日同志の権威、党の権威と偉大性を確固として擁護し、内外に広く宣伝しなければならない。

3) 偉大な金日成同志と金正日同志の権威、党の権威を毀損しようとするわずかな要素も絶対に融和黙過せず、非常事件として扱い、非妥協的に闘争して、全ての階級の敵の攻撃と非難から、首領様と将軍様の権威、党の権威をあらゆる方面で擁護しなければならない。

4) 白頭山絶世偉人たちの肖像画、石膏像、銅像、肖像徽章、映像を頂く作品と出版宣伝物、現地教示板とお言葉板、永生塔、党の基本スロ―ガンを丁重に扱い、徹底して保衛しなければならない。

5) 白頭山絶世偉人たちの偉大な革命歴史と、闘争の業績が刻まれた革命戦跡地と革命史跡地、革命史跡碑と標識碑、革命博物館と革命史跡館、金日成―金正日主義研究室を丁重に建立し、よく管理し、徹底して保衛しなければならない。

6) 偉大な金日成同志、金正日同志と党の領導業績が刻まれている単位(部門)を立派に作り、領導業績を輝かせるための事業をしっかり行わなければならない。

4. 偉大な金日成同志と金正日同志の革命思想と、その具現である党の路線と政策で徹底的に武装しなければならない。

偉大な金日成同志と金正日同志の革命思想と、その具現である党の路線と政策で徹底的に武装することは、真の金日成―金正日主義者になるための最も重要な要求であり、主体革命偉業、先軍革命偉業の勝利のための先決条件である。

1) 偉大な金日成―金正日主義を自らの骨肉に、確固不動な信念に作り上げなければならない。

2) 偉大な金日成同志の教示と、金正日同志のお言葉、党の路線と政策を、事業と生活における指針、信条とし、それを尺度として全てを計り、いつ、どこででもその要求どおりに思考、行動しなければならない。

3) 偉大な金日成同志と金正日同志の労作と党の文献、白頭山絶世偉人たちの革命歴史を体系的かつ全面的に深く研究、体得しなければならない。

4) 偉大な金日成―金正日主義で武装するための学習会、講演会をはじめとする集体学習に欠かさず誠実に参加し、学習を生活化、習性化し、学習を怠けたり妨害したりする現象に反対して積極的に闘争しなければならない。

5) 党の文献伝達浸透体系を徹底して築き上げ、党の思想と路線、方針を適時に正確に伝達浸透させなければならず、歪曲して伝達したり、自身の言葉で伝達したりすることがあってはならない。

6) 報告、討論、講演を行ったり、出版物に掲載する文章を書くときには、常に首領様の教示と将軍様のお言葉、党の文献を丁重に引用して、これをもとに内容を展開し、これに外れて語ったり、書いたりすることがあってはならない。

7) 党の方針と指示を個別の幹部の指示と厳格に区別し、個別幹部の指示に対しては、党の方針と指示に合っているかいないかを確かめ、原則的に対応し、個別幹部の発言内容を「結論」や「指示」として組織的に伝達したり、集体的に討議したりすることがあってはならない。

8) 我が党の革命思想、党の路線と政策に対して誹謗中傷したり、反対したりする反党的な行為については、一寸たりとも融和黙過してはならず、ブルジョア思想、事大主義思想をはじめとする全ての反党的、反革命的思想潮流に反対して厳しく闘争し、金日成―金正日主義の真理性と純潔性を徹底的に固守しなければならない。

5. 偉大な金日成同志と金正日同志の遺訓、党の路線と方針貫徹において、無条件性の原則を徹底して守らなければならない。

偉大な首領様と将軍様の遺訓、党の路線と方針を無条件に徹底して貫徹することは、党と首領に対する忠実性の基本要求であり、社会主義強盛国家建設の勝利のための決定的条件である。

1) 偉大な首領様と将軍様の遺訓、党の路線と方針、指示を、まさに法として至上の命令として捉え、些細な理由と口実を許さず無限の献身性と犠牲性を発揮して、無条件に徹底して貫徹しなければならない。

2) 偉大な首領様と将軍様の遺訓、党の路線と方針、指示を貫徹するための自発的な意見を十分に提起し、いったん首領が結論を下した問題については、少しのずれもなく適時に正確に執行しなければならない。

3) 党の路線と方針、支持を即時に受け入れ、執行対策を立て、組織政治事業を組み立て、すぐに執行し報告する決死貫徹の気風を打ち立てなければならない。

4) 党の路線と方針、指示執行定型(方法)を正しく総和(総括)し、再確認する事業を絶えず深化させ、党の路線と方針、指示を中途で止めることなく最後まで貫徹しなければならない。

5) 党の文献と方針、指示を言葉だけで受け入れ執行を怠る現象、党政策の執行にあたり、無責任で主体らしからぬ態度、要領主義、保身主義、敗北主義をはじめとするあらゆる不健全な現象に反対し、積極的に闘争しなければならない。

(訳アジアプレス 続く)

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