◆西日本で展開の大手スーパー 自主回収を公表

中国・四国・九州エリアでスーパーを展開するイズミ(本社:広島県広島市)は12月27日、8月から販売している珪藻土バスマット4製品から法令の基準を超えるアスベスト(石綿)を検出したとして、自主回収を公表した。(井部正之)

西日本でスーパーを展開するイズミが公表したアスベスト含有バスマット4製品

◆中国工場の製造品から検出

発表によれば、アスベストを検出したのは8月7日から販売していた珪藻土バスマット無地・グレーのSサイズ(290mm×390mm×9mm)、Lサイズ(400mm×550mm×9mm)および9月18日から販売していた同大理石柄Sサイズ(290mm×390mm×9mm)、Lサイズ(400mm×550mm×9mm)の4製品。いずれも12月25日に販売停止した。

同社広報課によれば、11月27日の厚生労働省通知で輸入元の不二貿易(北九州市)が改めてアスベストの検査を実施し、日本の基準を超える「0.1%超から5%」の含有を確認した。

アスベストが検出されたのは4製品で計1242枚。アスベストの種類は「聞いてない」(同広報課)という。

同社ではほかにも珪藻土製品の販売はしていたが、不二貿易が中国の工場に委託生産していた4製品だけ
からアスベストの検出が確認された。

該当製品を持っている場合、ビニール袋に2重に入れて、テープなどで密閉。店舗の家庭用品売場レジまで持って行けば店頭で商品を確認の上、回収して返金する。店舗への持ち込みが難しい場合、改めて回収方法を知らせる。問い合わせはイズミお客さま相談室 0120-664-687(フリーダイヤル)まで。

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