◆エイベクトが販売 数は31セットと僅少

アマゾンなどのインターネット通販サイトで販売してきた珪藻土トレーから法令の基準を超えるアスベスト(石綿)を検出したとして、エイベクト(鳥取県米子市)が自主回収を発表した。(井部正之)

アスベスト検出でエイベクト(鳥取県米子市)が自主回収を発表した珪藻土トレー(同社提供)

◆アマゾン、楽天、ヤフーで販売

同社は2019年11月9日から2020年12月29日までにアマゾンや楽天市場、ヤフーショッピングで中国の工場で製造した4枚入りの珪藻土トレー(22cm×7cm×0.8cm)計31セットを22人に対して販売した。輸入業者から仕入れたものという。

2020年11月末以降、珪藻土製品からアスベスト検出が相次ぐなか、購入者から質問されたため同社も独自に分析を委託した。その結果、1月15日にクリソタイル(白石綿)を「0.1~5%」含むと報告を受けた。同社は同18日、米子労働基準監督署に報告した。

厚生労働省化学物質対策課によれば、「所轄の監督署が公表と速やかな回収を指導した」という。

同社は対象商品を自主回収し、返金対応するとしており、購入者に対してメールで連絡済み。もしメールが届かない場合は同社に問い合わせてほしいとしている。電話番号は0859-21-4367。

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