◆「検査済み」だけでは信用困難

ほぼ一般論しか答えないため状況把握すら困難だが、同社の「調査」とは分析結果の提出を求める場合がある、という程度とみられる。残念ながらこれではアマゾンで販売されている珪藻土製品について「検査済み」と記載されていても、今後も単純にその安全性を信用することはできないといわざるを得ない。

これはほかのネット通販サイトでも同様ではないか。だが、この対応では今後、安衛法違反が問われる事例が出てもおかしくない。

少なくともアマゾン側は問い合わせがあれば調査する意向を示していることから、分析結果が販売ページに掲載されていない場合や検査内容、頻度など疑問があれば、確認すべきだろう。もっともどの程度の回答が得られ、安全性がどれだけ裏付けられるかはまったくわからないが。

同省によれば、2月12日現在、KMJとJASKIVIの製品について自主回収の意向はアマゾン含む3者から示されていないという(アマゾン側は同1日に「関係者と検討中」と回答)。

なお、当初筆者がフリーランスの記者であることを理由にアマゾン側から取材拒否の意向が示されたが、同2日に「弊社ではフリーランスの方からのご取材をお断りするということはございません。カスタマーサービスでの対応が間違っておりまして誤解を与えてしまい申し訳ございません」と回答があった。

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