◆平壌はどうか?
一方、地方都市よりも優先して電気供給がある首都平壌はどうなのか。米国のRFA(自由アジア放送)は、5月31日に「平壌市全域では24時間電気供給が始まった」という内部消息筋の情報を伝えていた。
アジアプレスでは、取材協力者に平壌に住む知人に電話をかけて調べてもらったが、6月4日時点で「一日の電気供給は5時間程度」とのことだった。地区によって供給に差がある可能性がある。なお、両江道(リャンガンド)の恵山市の中心部では、6月4日時点で、電気供給は一日に3時程度とのことであった。(文中、敬称略)
※アジアプレスでは中国携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。
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