労働新聞に掲載された「216師団」の活動の様子。2021年11月。

◆秘密文書の内容は…

以下は、事件に関する抜粋部分だ。( )内は筆者による補注である。

…216師団鉄道建設旅団黄海北道連隊沙里院市大隊3中隊の中隊長が、手電話(携帯電話)を見つけると言って隊員を殴打して死亡させ、後を恐れて心臓弁膜で死亡したと偽って報告した後、遺体を火葬した資料が提起されました。了解(調査)したところ、中隊長が寝室で寝ていて手電話を紛失し、自分の隊員が疑わしいとして中隊仮設テントで手電話を出せと数回にわたって殴打して死亡させ、後禍を恐れて大隊指揮部には彼が寝ていて心臓弁膜で死亡したと偽りの報告をし、連隊資材課からディーゼル油30キロを受け取って、火葬場に行って遺体を火葬しました

この文書の発行元が、なぜ秘密警察の国家保衛省なのかわからないが、金正恩氏の承認を受けて、この案件資料を社会安全省(警察)に送ると記されていた。

※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。

 

 

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