＜北朝鮮内部調査＞平壌文化語保護法による「言葉狩り」始まる（1）「韓国語、方言、外来語を撲滅せよ」　最高刑は死刑と明記

◆韓国語を根こそぎにするまでやる

「年配の人たちはあまり神経を遣わずに、これまで通りに話すのですが、それを耳にした青年たちは、必ず「そんな言葉は使うな」と指摘し問題提起しなければならないのです。今回の法律を掲げて指摘するので、誰も反発できない。「人の顔色が気になって、しゃべることもできなくなった」と文句が出るほど取り締まりが厳しい。

韓国式の言葉遣いについては、根こそぎするまでやるそうです。韓国風の言い回しをしたと通報されて引っ張られて行く人が大勢います。同じ言葉なのに、語頭を高く言ったとか低く言ったことが、傀儡の言葉で話したとみなされて呼び出しを受けるほどです。深刻ですよ。

（言葉狩りを）こんなに厳しくしたことはなかったので、ここまでやるのかと驚いています。厳しくする理由は、通報文から話し方、言葉遣いまで、（北朝鮮の言葉が）かなり韓国風になってしまっているからでしょう。通報文でも、暗号のような短い言葉をたくさん使います。若者たちの間では、今や韓国語を真似できないのはアホ扱いされるほどですから。それを何としても正すというのが目的なのでしょう。」（ 続く２へ >> ）

※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。