圏河税関前で通関を持つコンテナ運搬トラックの列。

◆運転手は北朝鮮で下車できず

朝中間の貿易額の推移。中国税関総署の発表値を整理した。(製作 アジアプレス)

「北朝鮮に渡った貨物車の運転手は車から降りることができず、荷役場でコンテナを下ろすとそのまま中国に戻るのだそうだ。北朝鮮側では、コロナ防疫措置として下されたコンテナを税関前に一週間ほど置いて消毒してから運んでいくと聞いた」 中国人の協力者はこのように説明した。

圏河税関の入り口。

この協力者によれば、この日北朝鮮から入って来た貨物車はなく、また中国から搬送される物資の品目について現地の貿易関係者に質問したが、わからないとのことだったという。

中国側の新しい税関庁舎。2017年に建設が始まり完工したが、まだ使われていないようである。
2019年9月に中国から撮影した羅先―圏河の連絡橋。右は同じ地点で2023年7月下旬に撮影。中国側の有刺鉄線が二重になっており、国境警備が厳重になっていること窺える。

※掲載写真は1枚を除き、2023年7月下旬にアジアプレス中国協力者が撮影したものである。

 

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