◆防空警報で観客・出演者は地下シェルターに

ウクライナは戦時下にありながらも、オペラやコンサートなどの上演は続けられている。「日常」を維持し、芸術を絶やさず、人びとの心の支えにしたいという思いからだ。だが、舞台は防空警報が鳴るたびに中断を強いられる。(オデーサ/玉本英子・アジアプレス

<ウクライナ現地写真報告>市民と退避シェルター(1) 連日の防空警報、戦時下の日常 (動画+写真17枚)

【動画】オペラ・バレエ劇場付近で防空警報が鳴り、劇場内地下シェルターに向かった。別の日、オペラの舞台稽古を取材中、防空警報で出演者やスタッフが地下シェルターに避難。(2022年7月・8月・オデーサ・撮影・アジアプレス)

 

オペラ歌劇「リゴレット」の舞台稽古。防空警報で俳優・スタッフは地下シェルターに避難。(2022年8月・オデーサ:撮影・玉本英子)
オデーサ・オペラ・バレエ劇場はウクライナでも最も古い劇場のひとつ。ロシア軍の侵攻後、中断していた公演は4か月後に再開。芸術で心をつなぎ、侵攻に打ち勝つとの思いも込められている。(2022年7月・オデーサ:撮影・玉本英子)
7月末、オデーサ市近郊にロシア軍のミサイル2発が着弾。爆発音が響いた。スマホの防空アプリが警報を告げる。(2022年7月・オデーサ:撮影・玉本英子)
防空警報発令で、劇場で上演中だったオペラは一時中断。法令により、観客は屋外に出るか地下シェルターに避難しなければならない。(2022年7月・オデーサ:撮影・玉本英子)
防空警報が止むと公演再開となるが、1時間以上警報が続いた場合は、公演中止に。「劇や演奏の途中での中断は、せっかくの公演を台無しにしてしまうが、安全のためには仕方ない」と舞台監督は話した。(2022年7月・オデーサ:撮影・玉本英子)

 

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