まずは私たちとは異なる現実を生きる主体としてのウクライナの人びとについて想像し、敬意をもって向き合ってほしいと思います。

「日々、侵略の被害を受け、それに対して苦み、考え、選択しているウクライナの人びとへの想像力をもってほしい」と加藤氏は訴える。(2024年3月・チェルカスィ:撮影・玉本英子)

 

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【加藤直樹(かとう なおき)】
1967年東京都生まれ。出版社勤務を経てフリーランスに。著書に『TRICK「朝鮮人虐殺」をなかったことにしたい人たち』(ころから)、 『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』(ころから)『謀叛の児 宮崎滔天の「世界革命」』(河出書房新社)など。

加藤直樹氏の近著『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』(2024年4月刊・あけび書房)

「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」著者、加藤直樹氏に聞く(1)「反侵略」の立場から(全4回シリーズ)
「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」著者、加藤直樹氏に聞く(2) 日本の平和運動の無自覚な「大国主義」
「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」著者、加藤直樹氏に聞く(3)ウクライナ市民への想像力を
「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」著者、加藤直樹氏に聞く(4)共有できる地平とは

 

 

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