2019年9月5日
著者:吉田敏浩、新原昭治、末浪靖司
頁数: 352ページ
出版社: 創元社
ISBN-13: 978-4-422-30053-5
発売日: 2014/7/18
判型: 四六判 188mm × 128mm
定価(税込) :1,620円
1959年12月16日、在日米軍と憲法九条をめぐって下されたひとつの最高裁判決(「砂川事件最高裁判決」)。アメリカ政府の違法な政治工作のもと出されたこの判決によって、在日米軍は事実上の治外法権を獲得し、日本国憲法もまた、その機能を停止することになった…。大宅賞作家の吉田敏浩が、機密文書を発掘した新原昭治、末浪靖司の全面協力を得て、最高裁大法廷で起きたこの「戦後最大の事件」を徹底検証する!!
【目次】
PART1
マッカーサー大使と田中最高裁長官
PART2
秘密文書の発見
■砂川裁判干渉の秘密工作の背後にあった米軍の世界的な戦略
■アメリカと田中最高裁長官の深い関係、そしてアメリカが生み出した「九条解釈」
PART3
検証 法治国家崩壊
付録
核密約と「有識者」会議
年表
◆吉田 敏浩(よしだ・としひろ)
1957年生まれ、大分県出身。アジアプレス所属。
『森の回廊』(NHK出版)で、96年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。近著に『密約 日米地位協定と米兵犯罪』『沖縄 日本で最も戦場に近い場所』(ともに毎日新聞社)などがある。
アジアプレス・プロフィール(吉田 敏浩)↓
https://www.asiapress.org/asiapress-member/yoshida-toshihiro/